富士山に登る主な4つのルートとは?スケジュールを徹底解説。

「富士山に登る主なルートとは?」
「富士登山のスケジュールは?」

本記事では、富士山に登る主なルートや、富士登山のスケジュールについて解説します。

富士登山の初心者が気になることのひとつに、どのくらいの時間がかかるのかという点があるでしょう。心身ともに準備にかかる時間によっても所要時間は変わってきます。富士山にはいくつかの登山口があります。

出発地点によって、初心者向けで所要時間の短いルートと、長いルートがあります。今回は、それぞれのルートの所要時間と特徴をまとめました。

目次

富士山に登る主な4つのルートとは?

山登りしている人

最も人気があり、初心者にも適している「吉田ルート」

吉田ルートは、富士スバルライン五合目から登る最も人気があり、難易度も低いルートです。登山者の約6割が利用するため、登山シーズン中は常に混雑しています。

吉田ルートの魅力は、初心者でも比較的登りやすいことです。山小屋や売店、救護所、トイレなども多く、登山初心者で勝手がわからない方でも安心して利用できます。初心者向けのツアーもたくさんあるので、そちらを利用するのもおすすめです。

吉田ルートの特徴

  • コースタイムは約9時間
  • 混雑している
  • 施設が充実している

吉田ルートに次いで人気のルートである「富士宮ルート」

山登りしている二人

富士宮ルートは、表参道のなかでは最も距離が短く、吉田ルートに次いで人気のルートです。ご来光を見るために、9合目の山小屋に宿泊して無理なく登るのもおすすめです。

富士宮登山道5合目から登る「富士宮ルート」は、近さが魅力です。吉田ルート同様、登山道は整備されており、各所に山小屋があります。

急な岩場や急な階段もあるので、最短ルートならではのダイナミックさも楽しめます。

富士宮ルートの特徴

  • 最短ルートで約8時間半
  • 混雑しやすい
  • 山小屋は整備されているが、急な岩場が多い

富士宮ルートで注意すべき点は、登山道が急峻であることです。岩場や階段が多く、体力を消耗しやすく、急な登りが続くため高山病のリスクも高いです。時間に余裕をもって登るなら、多少時間がかかっても、吉田ルートの方が楽に登れるかもしれません。

ベテラン向けの「須走ルート」

須走ルートは、五合目の須走口五合目から始まり、「砂礫地帯」や「樹林帯」など変化に富んだ景観が楽しめます。

鎖やハシゴを使って登る箇所もあり、砂地の斜面では滑りやすいので、ある程度経験を積んだ登山者向けのルートです。山頂付近を除いては、8合目から吉田ルートと合流する部分を除いては、全体的に混雑が少ないルートです。

須走ルートの魅力は、ダイナミックな景色を楽しめる樹林帯です。夏の富士登山は日差しが強く、体力を消耗しますが、樹林帯は日陰になっているので、晴れていても暑さを軽減できます。登山経験者向けのルートなので、比較的混雑も少なく、人混みが苦手な方にもおすすめです。

須走ルートの特徴

  • 比較的混雑していない
  • 登山の経験者向けで、コースタイムは約9.5時間
  • 八合目を過ぎたら吉田ルートと合流する

上級者向けの「御殿場ルート」

御殿場ルートは全ルートの中で最も長くて、登山者が少なめのルートになります。御殿場登山道の5合目から始まり、高低差・距離ともに最も長いルートです。山小屋や救護所も少なく、装備を整える必要があり、上級者向けのルートとして知られています。

御殿場ルートは、鎖やハシゴを登る箇所や、砂走りの下りなど、本格的な登山を楽しめるのが魅力です。山小屋などの施設が少なく、利便性が低くて、登山者が少ないのも特徴です。登山経験が豊富で、混雑を避けたい方におすすめのルートです。

御殿場ルートの特徴

  • コースタイムは約12時間
  • 登山者が少ない
  • 7合目まで山小屋がない

富士登山のスケジュールは?

二人が山登りしている

富士山に登る際には、入山してから下山するまでの時間を把握するために、事前にスケジュールを立てることは重要です。こちらでは、日帰り登山と山小屋に宿泊する登山のスケジュール例を具体的にご紹介します。

これらの例をご参考に、登山のイメージを膨らませて、自分に合ったものを選んでください。

日帰り登山の場合

日帰り登山では、時間の管理が特に重要です。日が暮れる前に下山しないと、暗闇の中を歩かなければならず、危険です。

特に初心者の方は、ペース配分を誤りやすく、予定より時間がかかってしまうことが多いので、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

山小屋に宿泊する場合

富士山登山は時間がかかるので、一般的には山小屋に前泊し、翌朝に山頂を目指す人が多いです。

初日は、登山口を昼頃に出発し、夕方前に山小屋に到着します。山小屋で夕食を食べた後、就寝し、翌朝は山頂からご来光を見るために午前2時頃に山小屋を出発します。

登りと違い、休むことなくひたすら下り続けるので、山頂から登山口までは約4時間かかります。早く下りたい気持ちをこらえて、落ち着いて下山することをおすすめします。

まとめ

二人が山登りしている

富士山に登る主なルートや、富士登山のスケジュールについて解説しました。

富士山には、手軽なルートや短時間で登れるルートもたくさんあるので、早朝から登り始めれば日帰り登山も十分楽しめます。

さらに、富士山には、魅力的な山小屋がたくさんあるので、時間に余裕があれば山小屋に宿泊して、翌朝の登頂を目指すのも良いでしょう。

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