万博空飛ぶ車予約は必要?中止?値段や乗り方を解説

空飛ぶクルマには実際に乗れるのか?
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2025年の大阪・関西万博で大きな注目を集める「空飛ぶクルマ」。未来の乗り物を一目見ようと、万博空飛ぶ車予約について調べている方も多いのではないでしょうか。しかし、デモフライトが一部中止になったというニュースもあり、「本当に乗れるの?」「予約なしで入れますか?」といった疑問や不安を感じているかもしれません。また、空き枠の予約は何時からできるのか、そもそも空飛ぶ車の値段はいくらですか?といった具体的な情報も気になりますよね。

この記事では、空飛ぶクルマステーションや関連パビリオンでの体験内容、予定されていた飛行ルート、開発に携わるクルマ企業、そして多くの人が混同しがちな空飛ぶ車とヘリコプターの違いや、厳密には車じゃないという定義まで、知りたい情報を網羅的に解説します。

この記事で分かること

  • 万博の空飛ぶクルマに関する予約方法
  • ステーションでの展示や体験内容の詳細
  • 運航計画の現状と一部中止の背景
  • 機体の価格やヘリコプターとの違い

目次
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万博空飛ぶ車予約の前に知りたい体験内容

空飛ぶクルマステーションと関連パビリオン
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このセクションで解説する内容

  • 空飛ぶクルマには実際に乗れるのか?
  • 空飛ぶクルマステーションと関連パビリオン
  • 予約なしで入れますか?見学と体験の違い
  • 空き枠の予約は何時からできますか?
  • ズバリ、空飛ぶ車の値段はいくらですか?

大阪・関西万博公式サイト

空飛ぶクルマには実際に乗れるのか?

多くの方が最も気になる点だと思いますが、結論から言うと、来場者がパイロットとして操縦桿を握り、会場の上空を自由に「乗れる」わけではありません。万博での空飛ぶクルマ体験は、主に「観覧」と「展示体験」の2種類です。

その理由は、安全性の確保航空法規が大きく関係しています。空飛ぶクルマは次世代のモビリティとして開発が進められていますが、まだ社会実装の初期段階です。不特定多数の来場者が搭乗・操縦するには、法整備や運航実績、安全基準の確立など、クリアすべき課題が多く残されています。

そのため、万博では以下のような形で未来の移動体験を提供しています。

  • デモフライトの観覧:運航事業者が行うデモ飛行を、会場内の離着陸場「EXPO Vertiport」周辺から見学します。
  • モックアップへの搭乗体験:実物大の模型(モックアップ)の座席に座り、記念撮影などができます。
  • シアターでの没入体験:映像や音響、振動などを組み合わせたシアターで、あたかも空を飛んでいるかのようなバーチャル体験が可能です。

実際に空を飛ぶ体験はできませんが、未来の空の移動をリアルに感じられる貴重な機会であることに変わりはありません。

実際に操縦できなくても、実物大の機体に座るだけでもワクワクしますよね!未来の乗り物がすぐそこまで来ていることを実感できるはずです。


空飛ぶクルマステーションと関連パビリオン

空飛ぶクルマの体験の中心となるのが、エンパワーリングゾーン内に位置する「空飛ぶクルマ ステーション」です。ここでは、複数の企業が協力し、空飛ぶクルマのある未来を体感できる様々な展示を行っています。

空飛ぶクルマ ステーションの主な展示

このステーションでは、以下の体験ができます。

  • 株式会社SkyDriveのモックアップ搭乗:日本を代表する開発企業「SkyDrive」の実物大モックアップ「SkyDrive式SD-05型」が展示されており、予約すれば実際にコックピットに搭乗して記念撮影ができます。
  • JALのイマーシブシアター「SoraCruise」:日本航空(JAL)が提供する体験型シアターです。リアルな映像、立体音響、床面の振動が連動し、空飛ぶクルマでの遊覧飛行を疑似体験できます。
  • 各種機体の模型展示:丸紅が運航を予定していたVertical Aerospace社「VX4」の模型など、様々な企業の機体を見ることができます。

モビリティエクスペリエンスの関連展示

空飛ぶクルマ ステーションの周辺、「モビリティエクスペリエンス」エリアでも関連展示が行われます。例えば、過去には株式会社Soracle(ソラクル)が運航を目指すArcher Aviation社の実機サイズ・モデル機体「Midnight」が期間限定で展示され、客席体験が実施されました。万博期間中に様々なイベントが企画される可能性があるため、公式サイトの情報はこまめにチェックすることをおすすめします。

ポイント

「空飛ぶクルマ ステーション」は、見るだけでなく、座ったり、バーチャルで飛行したりと、五感で未来を体験できるパビリオンです。


予約なしで入れますか?見学と体験の違い

予約なしで入れますか?見学と体験の違い

空飛ぶクルマ ステーションへの入館は、目的によって予約の要否が異なります。この点を理解しておかないと、「せっかく行ったのに体験できなかった」ということになりかねません。

目的予約の要否詳細
展示物の見学のみ不要展示されている機体のモックアップや模型を外から眺めたり、写真を撮ったりするだけであれば、予約なしで入館できる列に並ぶことで可能です。
搭乗・シアター体験必須SkyDriveのモックアップに座る、JALのイマーシブシアターを体験するなど、展示に深く関わる体験を希望する場合は、事前の入館予約が必須となります。

個人の方のブログ情報などを見ると、予約なしの列と予約済みの専用レーンが用意されているとのことです。ただ、人気のパビリオンであるため、予約なしの列は長くなる可能性があります。

注意点

確実に体験したい場合は、必ず公式サイトから事前予約を済ませておきましょう。また、機材メンテナンスやイベント開催など、都合により入館・体験できない日時もあるため、訪問前に公式の運営状況を確認することが重要です。


空き枠の予約は何時からできますか?

空飛ぶクルマ ステーションをはじめ、大阪・関西万博のパビリオンやイベントの予約は、統一されたルールに基づいて行われます。予約方法をしっかり把握して、チャンスを逃さないようにしましょう。

万博の予約ルール(空き枠予約)

  • 予約開始時間:来場日の3日前の午前0時から
  • 予約終了時間:来場日の前日の午前9時まで
  • 予約方式:先着順
  • 予約条件:万博ID登録と来場日時予約を完了した方が対象

【具体例】
例えば、5月10日に来場したい場合、予約ができるのは5月7日の午前0時からとなります。

非常に人気の高いパビリオンは、予約開始後すぐに枠が埋まってしまうことが予想されます。そのため、スマートフォンのアラームをセットしておくなど、予約開始時刻と同時にアクセスできるよう準備しておくのがおすすめです。

まさにチケット争奪戦ですね!行きたい日が決まったら、カレンダーに予約開始日をメモしておくのが成功の秘訣です。


ズバリ、空飛ぶ車の値段はいくらですか?

万博で未来の乗り物として展示される空飛ぶクルマですが、「もし個人で買うとしたら、いくらするのだろう?」と疑問に思う方もいるでしょう。機体の価格は、開発企業や性能によって大きく異なります。

現在公表されている情報によれば、一般的に数千万円から2億円程度が目安とされています。これは、あくまで開発段階の価格であり、将来的に量産化が進めば価格が下がっていく可能性も指摘されています。

【参考】各社の機体価格情報(一部)

YMYL領域にあたるため、以下の価格は各メディアで報じられた参考情報です。最新の情報は各企業の公式発表をご確認ください。

企業/機体価格(参考)情報源・特徴
SkyDrive (日本)約2億円読売新聞オンラインなどの記事で、個人向けモデル「SD-05」の価格として紹介されています。
非公開(スロバキア企業)1億1500万円からYouTube動画で紹介された機種。最高高度3048mまで飛行可能とされています。
EHang (中国)約5000万円2人乗りの自律飛行型ドローンとして知られる機体の参考価格です。
GAC (中国)約3400万円レスポンスの記事で紹介された量産モデルの価格です。(参照:Response

これらの価格は機体本体のものであり、実際に所有・運航するには、別途、整備費や保管場所の費用なども必要となります。


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万博空飛ぶ車予約と運航計画の最新情報

空き枠の予約は何時からできますか?
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このセクションで解説する内容

  • 一部デモフライトが中止になった理由
  • 開発・運航に携わる主なクルマ企業
  • 計画されていた会場内外の飛行ルート
  • 空飛ぶ車は車じゃない?ヘリコプターとの違い

一部デモフライトが中止になった理由

万博の空飛ぶクルマについては、一部のデモフライトが中止になったというニュースがありました。これは、来場者の安全を最優先するための措置です。

具体的には、2025年4月26日に丸紅が実施したデモ飛行中に、使用されていた米LIFT Aircraft社製の機体から部品の一部が落下する事案が発生しました。幸いにも負傷者はいませんでしたが、この事案を受け、日本国際博覧会協会は「安全性が確認されるまで当該機の運航を中止する」と発表しました。

調査の結果、プロペラとモーターのユニットと機体フレームの一部に破損が見つかったとのことです。(参照:日本経済新聞

他の飛行計画への影響

この運航中止は、あくまで事故が発生した特定の機体に関するものです。SkyDriveやANAホールディングスなどが計画しているフライトとは直接関係ありません。ただし、万博全体の安全基準が見直されるなど、間接的な影響が出る可能性はあります。今後の運航スケジュールについては、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

また、これとは別に、丸紅は会期終盤に予定していた英Vertical Aerospace社の5人乗り機体の飛行を断念したとの報道もあり、開発や実用化の難しさも浮き彫りになっています。


開発・運航に携わる主なクルマ企業

大阪・関西万博では、国内外の複数のクルマ企業(空飛ぶクルマ開発企業)が、未来の空のモビリティを披露する予定です。各社がそれぞれ特色のある機体を開発しており、その違いを見るのも万博の楽しみ方の一つです。

運航・展示主体開発企業予定機体(モデル名)特徴
株式会社SkyDriveSkyDrive (日本)SkyDrive式SD-05型日本のスタートアップ企業。万博で2地点間飛行を目指す。
ANAホールディングス株式会社Joby Aviation (米国)Joby S4静粛性と速度に優れた5人乗りeVTOL。
株式会社Soracle(JAL・住友商事)Archer Aviation (米国)Midnight5人乗り(乗客4名)。固定翼とティルトローターを組み合わせた機体。
丸紅株式会社Vertical Aerospace (英国)VX4最大5人乗り。万博での飛行は断念されたが、開発は継続中。

これらの企業は、機体開発だけでなく、離着陸場の整備や運航システムの構築など、空飛ぶクルマの社会実装に向けたエコシステム全体の構築を目指しています。


計画されていた会場内外の飛行ルート

万博空飛ぶ車予約と運航計画の最新情報
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万博で計画されている空飛ぶクルマの飛行は、単なるデモンストレーションに留まりません。実際の交通手段としての活用を想定した、具体的なルートでの飛行が計画されています。

主な飛行パターン

  1. 会場内での周回飛行:会場北西部に設置された離着陸場「EXPO Vertiport」を拠点に、会場周辺の湾岸エリアを飛行します。来場者はこの様子を見学できます。
  2. 2地点間での飛行:「EXPO Vertiport」と会場外のポート(離着陸場)を結ぶ飛行です。例えば、SkyDriveは「大阪港のポート」などとの間を結ぶ飛行を計画しています。これは、将来のエアタクシーサービスを模擬した、非常に重要な実証実験となります。

特に2地点間飛行は、空飛ぶクルマが都市の交通渋滞を解消し、移動時間を大幅に短縮する可能性を示すものです。万博での成功が、その後の実用化に向けた大きな一歩となります。

夢洲の万博会場から大阪市内まで、空飛ぶクルマであっという間に移動できる未来を想像すると、本当にワクワクしますね!


空飛ぶ車は車じゃない?ヘリコプターとの違い

「空飛ぶクルマ」という名称から、多くの人が「道路を走れて空も飛べる乗り物」を想像するかもしれません。しかし、現在開発が進められている機体の多くは、法的には「航空機」に分類され、厳密には車じゃないのです。

では、見た目が似ているヘリコプターとは何が違うのでしょうか。主な違いは「動力」「静粛性」「コスト」にあります。

空飛ぶクルマとヘリコプターの比較

項目空飛ぶクルマ (eVTOL)ヘリコプター
動力源電気(モーター)エンジン(タービン、レシプロ)
騒音比較的小さい(複数の小型プロペラ)大きい(大型のメインローター)
構造シンプル(部品点数が少ない)複雑(部品点数が多い)
運用コスト比較的低い(整備費・燃料費が安い)高い(整備費・燃料費が高い)
環境性高い(CO2を排出しない)低い(CO2を排出する)
操縦将来的には自動運転を目指すパイロットによる手動操縦

このように、空飛ぶクルマは電動化によって、ヘリコプターが抱える騒音やコスト、環境負荷といった課題を解決することを目指した、次世代のモビリティと言えます。ヘリコプターよりも手軽で静かなため、都市部での活用が期待されているのです。


まとめ:万博空飛ぶ車予約の重要ポイント

空飛ぶ車は車じゃない?ヘリコプターとの違い
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この記事で解説した、大阪・関西万博の空飛ぶクルマに関する重要なポイントを以下にまとめます。

  • 来場者が操縦して空を飛ぶ体験はできない
  • 体験の中心は展示の見学やモックアップへの搭乗、シアターでの疑似体験
  • 体験の中心施設は「空飛ぶクルマ ステーション」
  • 展示の見学だけなら予約は不要な場合もある
  • モックアップ搭乗などの体験には事前予約が必須
  • パビリオンの空き枠予約は来場日の3日前の午前0時から
  • 予約は先着順のため早めのアクセスが重要
  • 一部のデモフライトは安全確認のため中止となっている
  • SkyDriveやANA、JALなどが運航や展示を計画している
  • 会場内周回飛行と会場外との2地点間飛行が予定されている
  • 機体価格は数千万円から2億円程度が目安
  • 法的には「航空機」に分類され、車ではない
  • 動力源が電気である点がヘリコプターとの大きな違い
  • 静粛性が高く、運用コストが低いのが特徴
  • 今後の万博空飛ぶ車予約や運航に関する最新情報は公式サイトで確認する
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