【2025年版】CubaseとStudio One比較!あなたに合うDAWはどっち?

用途と人で見るcubase studio one 比較
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これからDTMを始めようとするとき、多くの人が最初に直面するのが「どのDAWソフトを選ぶか」という大きな問題です。特に、CubaseとStudio Oneは国内外で非常に人気が高く、有力な選択肢として名前が挙がります。しかし、いざ選ぶとなると、cubase studio one 比較の情報は多岐にわたり、結局どれを買うべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

それぞれのグレード比較や、人によっては使いにくいと感じるポイント、歌ってみたやボカロ制作への適性、プロジェクトデータの互換性について気になりますよね。さらに、実際に使ってる人やプロの使用アーティストは誰なのか、そしてどうすれば安く買うことができるのか、知りたい情報は山ほどあるはずです。この記事では、それら全ての疑問に答え、あなたが最適なDAWを選び抜くための具体的な情報を提供します。

  • CubaseとStudio Oneの基本的な機能や価格の違い
  • ボカロや歌ってみたなど用途別の最適な選び方
  • プロが使う理由やユーザーのリアルな評価
  • セールや学割でお得に購入する方法

目次
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機能で見るcubase studio one 比較

歌ってみたにおすすめなのは?
  • グレード比較でわかる機能の違い
  • 使いにくいと言われる理由とは
  • プロジェクトファイルの互換性
  • 初心者は一体どれを買うべきか

グレード比較でわかる機能の違い

DAWを選ぶ上で、価格と機能のバランスは最も重要な要素の一つです。CubaseとStudio Oneは、この点で大きく異なるアプローチを取っています。

結論として、Cubaseは初心者向けからプロ向けまで複数のグレードを用意しているのに対し、Studio Oneはプロ仕様のフル機能版に一本化されているのが最大の違いです。

Cubaseは、最上位版の「Pro」、中間グレードの「Artist」、エントリーモデルの「Elements」という3つの主要な買い切り版を展開しています。これにより、ユーザーは自分の予算や必要な機能に応じて、最適なパッケージを選択できます。例えば、DTMを始めたばかりで基本的な機能だけで十分な場合はElementsから、将来的にプロレベルの制作を目指すなら最初からProを選ぶ、といった柔軟な導入が可能です。さらに、オーディオインターフェースなどの機材に付属する無料版「AI」や「LE」もあり、DTMを始めるハードルを下げています。

一方、Studio Oneはバージョン7からラインナップを「Pro」に統一しました。これは、グレードによる機能制限に悩むことなく、誰でも最初から全ての機能を利用できるというメリットがあります。価格もCubase Proに比べて手頃な設定になっており、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては非常に魅力的です。以前は無料版の「Prime」や機能制限版の「Artist」がありましたが、現在はPro版の30日間デモ版がその役割を担っています。

つまり、段階的にステップアップしたいか、最初からフル機能を手頃な価格で手に入れたいか、という考え方の違いが、両ソフトのグレード構成に表れていると言えますね。

DAWグレード参考価格主な特徴
Cubase 14Pro約69,300円全機能搭載、VariAudio 3、Control Roomなどプロ向け機能が充実
Artist約39,600円一部の高度な機能(サラウンドなど)を省略した標準モデル
Elements約13,200円トラック数やプラグインに制限があるエントリーモデル
Studio One 7Pro約28,000円全機能搭載、Melodyne Essential付属、マスタリング機能統合

使いにくいと言われる理由とは

「Cubaseは使いにくい」「Studio Oneは直感的」といった評判を耳にすることがありますが、これは両者の設計思想の違いに起因します。

結論から言うと、Cubaseの「使いにくさ」は多機能性とカスタマイズ性の高さの裏返しであり、Studio Oneの「使いやすさ」は洗練されたシンプルさから来ています。

Cubaseは長い歴史を持つDAWであり、バージョンアップを重ねる中で膨大な機能が追加されてきました。そのため、メニューの階層が深かったり、複数のウィンドウを行き来する必要があったりと、初心者にとってはどこに何の機能があるのか把握しにくい側面があります。しかし、これはプロの現場で求められるような細かい設定や、ショートカット、マクロ機能を駆使した徹底的な作業効率化を可能にするための「自由度の高さ」でもあります。使いこなせば、他のDAWには真似できない強力な制作環境を構築できます。

対照的に、Studio Oneは後発のDAWとして、従来の複雑さを解消することを目指して設計されました。多くの操作がドラッグ&ドロップで完結し、作曲からミキシング、マスタリングまでが一つのウィンドウ内でスムーズに行えるワークフローは、多くのユーザーから高く評価されています。必要な機能が分かりやすく配置されているため、DAWが初めての人でも迷うことなく音楽制作に集中できるでしょう。

注意点

Studio Oneのシンプルさは、裏を返せばCubaseほど細かいカスタマイズができない、という見方もできます。制作スタイルによっては、機能が少し物足りないと感じる場面があるかもしれません。

このように、どちらが優れているというわけではなく、じっくり腰を据えて自分だけの環境を構築したいならCubase、スピーディーにアイデアを形にしたいならStudio One、というように、自身の制作スタイルに合わせて選ぶことが重要です。

プロジェクトファイルの互換性

有名な使用アーティストは誰?

他の人と共同で作業する場合や、将来的にDAWを乗り換える可能性を考えると、プロジェクトファイルの互換性は気になるポイントです。

残念ながら、Cubaseのプロジェクトファイル(.cpr)とStudio Oneのソングファイル(.song)に直接の互換性はありません。片方のDAWで作成したプロジェクトを、もう片方のDAWでそのまま開くことは不可能です。

これは、各DAWが独自の機能やエンジンで動作しているため仕方のないことです。しかし、データをやり取りする方法はいくつか存在します。

一般的なデータ移行方法

最も一般的なのは、各トラックを個別のオーディオファイル(WAVなど)として書き出す「ステム書き出し」です。これにより、音源やエフェクトの情報は音声データとして固定されますが、トラックごとの音量や定位を保ったまま別のDAWに移行できます。また、MIDIトラックの場合は、SMF(スタンダードMIDIファイル)形式で書き出せば、音符やベロシティの情報を移行させることが可能です。

豆知識:新しい互換フォーマットの登場

近年、「DAW Project」という新しいオープンソースのファイル交換フォーマットが登場しました。これは、DAW間でトラック、ノート情報、プラグイン設定、オートメーションなどをより高い精度で交換することを目指しています。Cubase 14とStudio One 6.5以降がこの形式に対応しており、将来的にはDAW間の連携がよりスムーズになることが期待されています。

プラグインに関しては、両DAWともVST3という共通規格に対応しているため、同じプラグインを持っていれば、設定を再現することでサウンドを近づけることができます。

初心者は一体どれを買うべきか

ここまで機能や特性を比較してきましたが、「結局、初心者にはどっちがいいの?」という疑問が残るかもしれません。この問いに対する答えは、「あなたが何を優先するか」によって変わります。

もし、「とにかく早く、直感的に曲作りを楽しみたい」のであれば、Studio One Proをおすすめします。洗練されたユーザーインターフェースとシンプルな操作性は、DTMの難しいイメージを払拭し、音楽制作の楽しさをすぐに実感させてくれるでしょう。フル機能版を手頃な価格で始められる点も、初心者にとっては大きなメリットです。

一方で、「将来的にプロを目指したい、時間をかけてでも本格的な機能を学びたい」という意欲があるなら、Cubaseが良い選択肢になります。日本国内での圧倒的なシェアは、豊富な書籍や解説動画といった学習環境の充実に繋がっています。分からないことがあっても、インターネットで検索すれば大抵の答えが見つかる安心感は、独学で進める上で非常に心強いです。最初は戸惑うかもしれませんが、乗り越えた先には非常に自由度の高い制作環境が待っています。

最適な選択のためのヒント

最も確実な方法は、両方の体験版を試してみることです。Cubase Pro、Studio One Proともに無料の体験版が提供されています。実際に触れてみて、「こちらの方がしっくりくる」「操作していて楽しい」と感じる方が、あなたにとって最適なDAWと言えるでしょう。

オーディオインターフェースにCubaseの無料版が付属していることも多いので、まずはそこから始めてみて、物足りなくなったらStudio Oneの体験版を試す、というのも賢い始め方ですよ!


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用途と人で見るcubase studio one 比較

機能で見るcubase studio one 比較
  • ボカロ制作における相性
  • 歌ってみたにおすすめなのは?
  • 有名な使用アーティストは誰?
  • 実際に使ってる人のDAWシェア
  • セールで安く買うための情報

ボカロ制作における相性

ボーカロイドを使った楽曲制作、いわゆる「ボカロ」は、DAW選びが作業効率と作品のクオリティに直結するジャンルです。この分野では、歴史的な経緯もあり、Cubaseに大きなアドバンテージがあります。

その最大の理由は、「VOCALOID Editor for Cubase」(通称:ボカキュー)の存在です。これは、Cubase上でVOCALOIDの編集をシームレスに行えるようにする拡張機能で、多くのボカロPから絶大な支持を得ています。通常、ボーカルパートは専用のエディターで作成し、DAWに読み込むという手間が発生しますが、ボカキューを使えばCubaseのピアノロール画面で直接、歌詞の入力や声質の細かな調整(調声)が完結します。これにより、オケとボーカルを行き来しながら効率的に制作を進めることが可能です。

もちろん、Studio Oneでもボカロ制作ができないわけではありません。クリプトン社製のボーカロイドに付属する「Piapro Studio」や、最新の「VOCALOID6 Editor」などをVSTプラグインとしてStudio One上で起動すれば、同様の作業は行えます。動作も軽快で、Studio Oneのワークフローを好むボカロPも増えています。

ボカロ制作における選択のポイント

DAW内で全ての作業を一体化させたい、そして多くのボカロPが利用する定番環境で学びたい、という方にはCubaseが依然として最も有力な選択肢です。一方で、DAW全体の操作性や軽快さを重視し、ボーカル編集はプラグインで行うことに抵抗がなければ、Studio Oneも十分にその役割を果たしてくれます。

歌ってみたにおすすめなのは?

「歌ってみた」の制作では、ボーカルの録音と、その後のピッチ(音程)やタイミングの補正作業がクオリティを左右する重要な工程です。この点において、CubaseとStudio Oneはどちらも非常に強力な機能を備えており、甲乙つけがたい選択肢と言えます。

Studio Oneの最大の強みは、業界標準のピッチ補正ソフト「Melodyne」との高い親和性です。Studio One Proには「Melodyne Essential」が標準で付属しており、まるでDAWの標準機能かのようにシームレスにボーカル編集を行えます。オーディオクリップを選択してショートカットキーを押すだけでMelodyneが起動し、直感的な操作でクオリティの高い補正が可能です。この手軽さと効率性は、多くの「歌ってみた」制作者に支持されています。

一方のCubaseは、「VariAudio」という独自の非常に高精度なピッチ補正機能を内蔵しています(ArtistおよびProグレード)。外部プラグインを必要とせず、サンプルエディター内で直接、音程やタイミングを細かく調整できるのが特徴です。その精度の高さからプロの現場でも多用されており、ケロケロボイスのような積極的な加工から、非常に自然な補正まで幅広く対応できます。

どちらを選ぶかは、編集スタイルによりますね。手軽さと効率を求めるならMelodyneが統合されたStudio One、DAW内で完結する高精度な編集を求めるならVariAudioを搭載したCubase、という判断基準で選ぶと良いでしょう。

有名な使用アーティストは誰?

DAWを選ぶ際、自分の好きなアーティストが何を使っているのかを参考にするのも一つの方法です。CubaseとStudio Oneは、どちらも国内外の多くのトップクリエイターに愛用されています。

歴史の長いCubaseは、日本のJ-POPやアニメ、ゲーム音楽の制作現場で長年にわたりスタンダードとして使われてきました。一方で、Studio Oneは比較的新しいながらも、その革新的なワークフローが感性を重視する新世代のクリエイターたちを惹きつけています。

どちらのDAWも、特定のジャンルに特化しているわけではなく、幅広いスタイルのアーティストに選ばれていることがわかります。これは、両ソフトがプロの要求に応える高い基本性能を持っていることの証明と言えるでしょう。

CubaseStudio One
中田ヤスタカn-buna (ヨルシカ)
R Sound Designピノキオピー
syudouいよわ
稲葉曇カンザキイオリ
ヒャダイン(前山田健一)きくお
澤野弘之TeddyLoid

実際に使ってる人のDAWシェア

個々のアーティストだけでなく、市場全体でどちらのDAWがより多くの人に使われているかを知ることは、情報収集のしやすさにも関わってきます。

複数の調査によると、日本国内のDAWシェアではCubaseが長年トップを維持しており、Studio Oneが猛追して2位につけている、という状況が続いています。

例えば、DTM関連の情報サイト「Sleepfreaks」が2024年に実施した調査では、回答者のうち39.8%がCubaseを使用しているのに対し、Studio Oneは26.6%でした。また、ボカロPを対象としたアンケートでも、Cubaseの使用率が40%を超えるなど、その人気の高さがうかがえます。

シェアの高さがもたらすメリット

利用者が多いということは、それだけインターネット上で見つけられる情報が多いということです。操作方法でつまずいた時や、特定のテクニックを学びたい時に、日本語の解説記事や動画、書籍が豊富なCubaseは、初心者にとって大きな安心材料となります。もちろん、Studio Oneも近年ユーザーが急増しており、専門的な解説サイトも充実してきているため、情報不足で困ることはほとんどありません。

この2つのDAWが、Mac専用のLogic Pro(シェア3位)を除けば、Windowsユーザーにとっての二大巨頭であることは間違いないでしょう。

セールで安く買うための情報

セールで安く買うための情報

本格的なDAWソフトは決して安い買い物ではありません。しかし、いくつかの方法を知っておけば、定価よりもずっとお得に購入することが可能です。

Cubase、Studio Oneともに、セールや各種割引プランを狙うのが最も賢い購入方法です。

両ソフトとも、ブラックフライデー(11月下旬)や年末年始、サマーセールといった時期に、公式サイトや販売店で30%〜50%OFFのセールを実施することがあります。購入を急がないのであれば、これらの大型セールを待つのが最もおすすめです。

さらに、セール以外にもお得に購入する方法があります。特に注目すべきは、学生・教職員向けの「アカデミック版」と、他社DAWユーザー向けの「クロスグレード版」です。

アカデミック版の重要な違い

CubaseとStudio Oneのアカデミック版には大きな違いがあります。Cubaseのアカデミック版は商用利用が許可されていません。一方、Studio Oneのアカデミック版は商用利用が可能です。将来的にYouTubeでの収益化や楽曲販売を考えている学生の方は、この点を必ず考慮してください。

購入方法CubaseStudio One
主なセール時期ブラックフライデー、年末年始、サマーセールなど
アカデミック版あり(商用利用不可あり(商用利用可
クロスグレード版ありあり(割引率が高い)
アップグレード版あり(旧バージョンや下位グレードから)あり(旧バージョンから)

cubase studio one 比較の最終結論

cubase studio one 比較の最終結論

この記事では、CubaseとStudio Oneを様々な角度から比較してきました。最後に、あなたが最適なDAWを選ぶためのポイントをまとめます。

  • CubaseとStudio Oneは現在のDTMシーンにおける二大巨頭
  • Cubaseは多機能・高カスタマイズ性で、Studio Oneは直感的・高効率なワークフローが特徴
  • 価格面ではStudio One Proがフル機能ながら手頃でコストパフォーマンスに優れる
  • Cubaseは予算に応じて選べる複数のグレード(Pro/Artist/Elements)を展開
  • 初心者の学びやすさでは、直感的なStudio One、情報量が豊富なCubaseとそれぞれに利点がある
  • ボカロ制作では「ボカキュー」が使えるCubaseが伝統的に強い
  • 歌ってみたではMelodyne連携のStudio OneとVariAudio搭載のCubaseで好みが分かれる
  • 国内シェアはCubaseが1位、Studio Oneが2位で、どちらもユーザーが多い
  • プロの使用アーティストも多岐にわたり、どちらもプロレベルの制作に対応可能
  • プロジェクトファイルの直接の互換性はないため、ステム書き出しなどで対応する
  • ブラックフライデーなどのセール時期が最大の狙い目
  • 学生ならアカデミック版がお得だが、商用利用の可否に大きな違いがある点に注意
  • 他社DAWからの乗り換えならクロスグレード版を利用すると安価に導入できる
  • 最終的には両方の体験版を実際に触ってみて、自分にしっくりくる方を選ぶのが最善
  • どちらを選んでも、現代の音楽制作に必要な機能は十分に備わっている
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