「女子ソロキャンプは危険?」と不安を感じている方も多いでしょう。確かにリスクはありますが、適切な対策を準備れば安全に楽しめます。
この記事では、女子ソロキャンプの危険とその対策、キャンプ場選びや必要な道具を紹介します。
最後まで読めば、女子でもソロキャンプを安全に楽しむための準備が出来るようになります。
ソロキャンプは女子でもできる?危ない?
最近は、人気漫画『ゆるキャン△』の影響もあって、ソロキャンプを楽しむ女性が増えています。
SNSを見ると、自分のソロキャンプの様子を投稿する女性たちの姿も多く見られます。
しかし、一方で「女性キャンパーが襲われそうになった」という事件が報じられたこともあり、「女子のソロキャンプは危険」というイメージを持つ人も多いでしょう。
確かに、女性が一人でキャンプをする場合、迷惑行為や危険な出来事に巻き込まれるリスクは存在します。
それでも、危険なポイントをしっかり理解して適切な対策を取れば、安全で楽しいソロキャンプを実現することができます。
女子のソロキャンプに潜む5つの危険
「女子1人」というだけで狙われることがあるのも事実です。
ソロキャンプでは、どのような危険が潜んでいるのか、具体的に解説します。
危険①おじさんキャンパーに絡まれる
最も多くの女子ソロキャンパーが直面する危険は、男性キャンパーに絡まれることです。
ソロでキャンプしている女子が珍しいため、知識がないと決めつけて、執拗に話しかけてくる男性がいます。
特に年齢が上のキャンパーは、力の弱い女子が一人でいることに興味を持ち、しつこく接触してくる場合があるので注意が必要です。
1人で静かな時間を楽しんでいるところに、声をかけられたり付きまとわれるのは非常に不快です。
危険②おせっかいなスタッフに目をつけられる
女子ソロキャンパーに対して、「キャンプの知識が浅いのではないか」という偏見を持つキャンプ場スタッフがいる場合があります。
そうしたスタッフは、必要以上に口を挟んできたり、アドバイスを押し付けてくることがあります。
その目的が必ずしも親切心からではなく、自分の知識を披露して満足感を得たいだけという場合もあり、結果としてあなたがキャンプを通じて学ぶ機会を奪われてしまうことがあります。
特に、初心者で分からないという態度を一度でも見せると、そこにつけ込んでお節介を焼いてくるケースもあるため、注意が必要です。自分のペースで学び、楽しむためにも、適度な距離感を保つことが大切です。
困ったときには自分から必要な情報を尋ねるなど、積極的に自分のスタイルを貫く姿勢を心がけましょう。
危険③盗難被害に遭う
ソロキャンプは、自然の中で自分と向き合う貴重な時間ですが、一方で盗難のリスクも伴います。
特に女性ソロキャンパーは、グループキャンプに比べて狙われやすい傾向にあります。
その理由は、女性が男性に比べて体格的に劣っているため、犯人から抵抗しにくいこと、そして女性に対する好奇心や悪意を持つ者が存在するためです。
盗難被害は、高価なキャンプギアだけでなく、私物や貴重品を奪われる可能性も孕んでいます。
また、最悪の場合、人身被害に繋がる恐れも否定できません。
キャンプ場で安心して過ごすためには、万全の防犯対策を準備する必要があります。
危険④夜間・就寝時に襲われる
深夜、周囲が静まりかえったキャンプ場で、女性ソロキャンパーが最も恐れる事態の一つが、突然のテントへの侵入です。特に、周囲に人がまばらな場所では、その危険性は高まります。
不審な人物が一人とは限りません。複数人で計画的に犯行に及ぶケースも考えられます。
楽しんでいたはずのソロキャンプが、一瞬にして悪夢に変わる可能性も。
女性の一人身では抵抗が難しく、最悪の場合心身に深い傷を負うことになりかねません。
危険⑤強風により設営・撤収が不可になる
強風時のソロキャンプは、女性にとっては特に注意が必要です。
テントやタープの設営・撤収は、想像以上に体力を消耗する作業です。
特に、ポールを立てたり、ペグを打ち込んだりする作業は、力が必要となります。
風速2〜3m程度の風でも、ペグ打ちが甘いとテントが飛ばされてしまう危険性があり、十分な対策が求められます。
もし、強風の中で予定通り撤収できず、他のキャンパーに助けを求めようとしても、かえって危険な状況に追い込まれる可能性があります。
親切心から声をかけてくれた相手であっても、それが思わぬトラブルに発展することも考えられます。
女性ソロキャンパーは、強風時のキャンプには十分な準備と注意が必要です。
事前に天気予報を確認し、風速が高い場合は無理せずキャンプ場を変更することも検討しましょう。
女子のソロキャンプで危険を回避する5つの対策
前章で紹介したように女子のソロキャンプにはいくつもの危険が潜んでいます。女子のソロキャンプに無防備で挑戦するのは危険ですので、ここで紹介する危険を回避する5つの対策を準備するようにしてください。
対策①防犯グッズを持参する
強風時のソロキャンプでは、防犯対策も重要です。
防犯ブザーや南京錠、懐中電灯を複数用意し、テントの入り口に男性用の靴を置くなど、自分が一人ではないことをアピールしましょう。
就寝時もランタンの灯りを消さずに、周囲に人がいることを示す工夫も効果的です。
これらの対策を準備することで、より安全にキャンプを楽しむことができます。
対策②キャンプ場・設営場所選びを工夫する
ソロキャンプの場所は、自然豊かでのどかな場所も魅力的ですが、緊急時に助けを求めやすい場所を選ぶことも大切です。
携帯電話の電波状況はもちろん、他のキャンパーがいるかどうかも確認しましょう。
人気のない山奥など、助けを呼びにくい場所は避け、万が一の場合に備えて、安全なキャンプ場を選ぶようにしましょう。
対策③話しかけられても最低限の会話で済ませる
他のキャンパーの方と話すのは楽しいですが、必要以上に個人的なことを話したり、長時間話しかけられると、トラブルに発展する可能性があります。
安全のためにも、あいさつ程度に留め、プライベートな情報は控えるようにしましょう。
特に、一人だと判断された場合、執拗に話しかけられたり、危険な目に遭う可能性も考えられます。
対策④テントから出来るだけ離れない
ソロキャンプでは、テントから離れる時間が長くなればなるほど、盗難のリスクが高まります。
特に、周囲に人が少ない場所では、誰かに目をつけられている可能性も考えられます。
テントを離れる際は、鍵をかけたり、中に人がいるように見せるなど、簡単な防犯対策を心掛けましょう。
こまめに見回りを行い、できるだけテントから離れないようにすることも大切です。
対策⑤寝るときはテントに鍵をかける
就寝中は特に無防備なため、テント内に侵入されないよう万全の対策が必要です。
寝る前には、テントの内側から南京錠やダイヤルロックでしっかりと施錠し、外部からの侵入を防ぎましょう。
万が一、不審者が侵入しようとしても、時間稼ぎになり、助けを呼ぶチャンスも増えます。
女子のソロキャンプに適したキャンプ場の選び方3選
女子ソロキャンプの安全対策は、防犯グッズの準備だけでなく、キャンプ場選びも重要な要素です。
どこでキャンプをするかによって、危険に遭遇するリスクは大きく変わります。
例えば、人気のない場所や、周囲に人が少ないキャンプ場を選ぶことは、トラブルに巻き込まれる可能性を高めることにつながりかねません。
安全で快適なソロキャンプを楽しむためには、事前にしっかりと下調べを行い、適切なキャンプ場を選ぶことが大切です。
①電波が入るエリアか
山奥など、携帯電話の電波が届かない場所でのソロキャンプは、非常事態が発生した場合に連絡手段が失われるリスクがあります。
また、道に迷い、現在地がわからなくなる可能性も高まります。
安全なソロキャンプを楽しむためには、事前にキャンプ場の電波状況をしっかりと確認し、万が一に備えてGPS機器や地図を持ち歩くことをおすすめです。
電波状況の良いキャンプ場を選ぶことで、安心してソロキャンプを楽しむことができます。
②スタッフが常駐しているか
無人キャンプ場や、夜間帯にスタッフが不在となるキャンプ場では、緊急時にすぐに助けを求めることができません。
そのため、キャンプ場を選ぶ際には、スタッフの体制を必ず確認しましょう。
常駐スタッフがいるか、緊急時の連絡体制が整っているかなどを事前に調べておくことで、安心してキャンプを楽しむことができます。
③ファミリー・カップル層が多いか
ファミリーやカップルが多く利用するキャンプ場は、スタッフが常駐している場合が多く、周囲の目が行き届いているため、比較的安全です。何かトラブルが発生した場合も、すぐに助けを求めやすい環境にあります。
さらに、これらの層は、家族やパートナーを守る意識が強いため、不審な人物に敏感です。
もし、あなたのテント付近で不審な人がいたら、気軽に声をかけてくれることも期待できます。
安全な女子ソロキャンプに欠かせない3つの道具
女子ソロキャンプの準備は、キャンプ場選びから始まり、安全対策のための道具選びまでが大切です。
特に女性の一人旅では、万が一に備えた道具の準備が不可欠です。
そこで、安全なソロキャンプを楽しむために揃えておきたいおすすめの道具を3つご紹介します。
①防犯ブザー
女子ソロキャンプでは、防犯ブザーが必須アイテムです。不審な人物に遭遇した際、大きな音で周囲に助けを求められます。
1000円程度で購入できる手軽さも魅力です。いざという時に役立つ防犯ブザーを携帯し、安心したソロキャンプを楽しみましょう。
②南京錠
テントの防犯対策は多角的に行うことが大切です。就寝前や外出時には、必ずテントに鍵をかけ、盗難防止に努めましょう。
さらに、防犯ブザーを携帯し、不測の事態に備えることも重要です。テントを切り裂かれて侵入される可能性も考慮し、防犯グッズを組み合わせることで、より安全なソロキャンプを楽しむことができます。
③ポータブル電源
女子ソロキャンプでは、ポータブル電源があると快適さが格段にアップします。スマホの充電はもちろん、ランタンやライトを長時間点灯でき、夜間の安心感が増します。
さらに、電子レンジやケトルも使えるため、手軽に温かい食事や飲み物が楽しめます。
電源がないアウトドアでも、ポータブル電源があれば、まるで自宅のように快適に過ごせます。
女子ソロキャンプを楽しむためのまとめ
ソロキャンプは魅力的ですが、女性の一人旅には特有の危険が伴います。
安全なソロキャンプを楽しむためには、事前の準備が不可欠です。
防犯グッズを携え、危険を回避できるキャンプ場を選び、常に周囲に気を配りましょう。
特に、防犯ブザーやポータブル電源は必須アイテムです。
自分の身は自分で守るという意識を持ち、安心してソロキャンプを満喫してください。
参考サイト
初めてのソロキャンプ必要な道具と焚き火の楽しみ方
ソロキャンプを楽しむためのトラブル回避と対処法
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