レンタカー・カーシェア比較【1泊2日】料金や選び方を解説

2025年7月15日

1泊2日の比較旅行を計画中だけど、移動手段はどうしよう？レンタカーかカーシェアか、どちらが安いか迷いますよね。タイムズカーシェアとレンタカーどっちが安いのか、カーシェアどこが1番安いのか、具体的な料金が知りたいところです。例えば、タイムズカーシェアの1泊2日の料金はいくらなのか、よく聞くタイムズカーシェア 1泊2日 8800円のプランは本当にお得なのでしょうか。

タイムズカーシェアで1泊2日の旅はいくらですか？という疑問や、レンタカーで一日にいくらくらい出してもいいですか？といった予算の悩みもあるでしょう。利用時間が48時間や、少し長めの2泊3日になった場合の損益分岐点も気になります。この記事では、そんなレンタカーとカーシェアの比較を1泊2日の利用シーンに絞って、あらゆる角度から徹底解説します。

1泊2日利用時の料金シミュレーション
利用時間と距離に応じた損益分岐点
シーン別のおすすめサービスの選び方
主要サービスのメリット・デメリット

レンタカー・カーシェア比較｜1泊2日の料金と選び方

タイムズとレンタカーは結局どちらが安い？
利用時間で変わる料金の損益分岐点
48時間パックの料金と注意点とは
結局カーシェアはどこが1番安いのか
レンタカーで一日にいくら出していい？

タイムズとレンタカーは結局どちらが安い？

結論から言うと、1泊2日の利用でどちらが安いかは「走行距離」と「利用スタイル」によって大きく異なります。短時間の利用や近距離の移動であればカーシェアが、長時間の利用や長距離の移動ではレンタカーが割安になる傾向があります。

なぜなら、両者は料金体系が根本的に異なるためです。カーシェアは、利用時間に応じた料金に加えて、一定時間を超えると走行距離に応じた「距離料金」が加算されます。一方、レンタカーは時間単位のパック料金が基本で、ガソリン代は自己負担となりますが距離料金は発生しません。

このため、料金を比較する際は、単純なパック料金だけでなく、予定している走行距離からガソリン代や距離料金を算出し、総額で判断することが非常に重要です。

料金体系の基本

カーシェア：基本料金（時間料金＋距離料金）にガソリン代・保険料が含まれる

レンタカー：基本料金（時間パック）＋別途ガソリン代・（場合により）追加の保険料

例えば、近場の観光地を巡るような短距離移動がメインの1泊2日であれば、ガソリン代を気にせず手軽に利用できるカーシェアがお得になる可能性が高いでしょう。逆に、高速道路を使って遠方へ行くような長距離ドライブの場合は、距離料金がかからないレンタカーの方がコストを抑えられ

利用時間で変わる料金の損益分岐点

カーシェアとレンタカーの料金における損益分岐点は、一般的に利用時間が「6時間」を超えるあたりから意識され始めます。多くのカーシェアサービスでは、6時間を超える利用から距離料金が加算されるためです。ただ、これはあくまで短時間利用の目安です。

1泊2日という長時間の利用においては、時間だけでなく「走行距離」が損益分岐点を決める最も大きな要因になります。

具体的に、1泊2日（36時間〜48時間）の利用を想定してみましょう。

走行距離が短い場合（例：100km未満）

都市部での滞在や、特定の目的地への往復のみといったケースです。この場合、カーシェアの距離料金の負担が少ないため、パック料金が安いカーシェアの方がレンタカーの基本料金＋ガソリン代より安くなることが多いです。

走行距離が長い場合（例：300km以上）

地方への旅行や、複数の観光地を巡る周遊プランなどです。この場合、カーシェアの距離料金が大きな負担となります。例えば、1kmあたり20円のカーシェアで400km走行すると、距離料金だけで8,000円かかります。ここまで走行距離が伸びると、レンタカーの方が総額で安くなる可能性が非常に高まります。

損益分岐点の考え方

1泊2日の利用では、「カーシェアのパック料金＋距離料金」と「レンタカーのパック料金＋予想ガソリン代」を比較して、どちらが安くなるかを見極める必要があります。

このように、ご自身の旅行プランでどれくらいの距離を走るかを事前にシミュレーションすることが、賢い選択に繋がります。

格安レンタカー予約　スカイチケットレンタカー【超快適】カーシェア「EARTHCAR」

48時間パックの料金と注意点とは

カーシェアサービスの中でも人気のタイムズカーシェアでは、長時間利用者向けに48時間パックが用意されています。2025年時点の公式サイト情報によると、ベーシッククラスの48時間パックの料金は9,900円です。この料金には、基本的な保険料やガソリン代も含まれています。

1泊2日の旅行や出張で、まる2日間しっかりと車を使いたい場合に非常に便利なプランです。予約時に48時間パックを選択するだけで、時間内は定額で利用できるため、料金計算がシンプルになるメリットがあります。

しかし、このパックを利用する際には非常に重要な注意点が存在します。

48時間パックの最重要注意点：距離料金

タイムズカーシェアでは、6時間を超える利用の場合、利用開始からの総走行距離に対して1kmあたり20円の距離料金が別途発生します。これは48時間パックも例外ではありません。

例えば、48時間パックを利用して500km走行した場合、料金の総額は以下のようになります。

パック料金9,900円＋距離料金10,000円（500km × 20円）＝総額19,900円

このように、パック料金がお得に見えても、走行距離によっては総額が大きく変動します。この距離料金の存在を知らずに長距離を移動してしまうと、返却時に予想外の高額請求に驚く可能性があります。そのため、48時間パックを利用する際は、必ず走行予定距離を考慮して総額をシミュレーションすることが不可欠です。

結局カーシェアはどこが1番安い？

「カーシェアの中で、どこが1番安いのか？」という疑問は多くの方が抱きますが、これも「どのくらいの時間・距離を利用するか」によって答えが変わるため、一概に「この会社が最安」と断言することは難しいのが現状です。

各社で料金体系やパック料金の設定が異なるため、自分の利用シーンに合ったサービスを選ぶことが重要になります。

カーシェア各社の料金比較のポイント

月額料金の有無：全く利用しない月でも費用が発生するかどうかは大きな違いです。dカーシェアや楽天カーシェアのように、月額無料のサービスもあります。
時間料金・距離料金：10分や15分あたりの時間料金、1kmあたりの距離料金は各社で微妙に異なります。
パック料金：6時間、12時間、24時間などのパック料金は、長時間利用時の安さを比較する上で最も重要な指標です。

一つの解決策として、dカーシェアや楽天カーシェアのような、複数のカーシェアサービスを一つのプラットフォームで比較・利用できるサービスを活用する方法があります。これらのサービスは、オリックスカーシェア、カリテコ、トヨタシェアなど複数の大手カーシェアと提携しており、利用する時間帯やプランに応じて最もお得な会社を横断的に選ぶことができます。

例えば、「夜間の利用ならA社がお得」「24時間パックならB社が安い」といった使い分けが、一つのアプリで完結するのは大きなメリットですね。特定の会社に縛られず、その都度最適な選択をしたい方におすすめです。dカーシェアはドコモユーザー以外でも無料でアカウント作成が可能です。

レンタカーで一日にいくら出していい？

レンタカーを利用する際の1日あたりの予算感については、多くの方が悩むポイントです。ある調査会社のアンケートによると、レンタカーで1日に出してもいいと思う金額として最も多かった回答は「5,001円～6,000円」でした。

この金額は、格安レンタカーや、大手レンタカー会社のコンパクトカークラスの平日料金と比較すると、非常に現実的な予算感と言えます。実際に、多くのレンタカー予約サイトでは、免責補償込みで1日5,000円台から利用できるプランが見つかります。

ただし、この予算で考える際には、いくつかの注意点があります。

1日の予算を考える上での注意点

車種クラス：上記の予算は、主に軽自動車やコンパクトカーを想定したものです。ミニバンやSUV、高級車など、クラスが上がれば料金も高くなります。
利用シーズン：ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの繁忙期（ハイシーズン）は、通常期に比べて料金が1.5倍から2倍近くに設定されることが一般的です。
追加料金：レンタカーの表示料金はあくまで基本料金です。これに加えて、免責補償を充実させるための追加保険料や、チャイルドシートなどのオプション料金、そして忘れてはならないガソリン代が別途必要になります。

したがって、「1日6,000円」を一つの目安としつつも、利用する時期や車種、そして走行距離に応じたガソリン代を考慮して、総額でいくらになるのかを把握しておくことが大切です。

用途別レンタカー・カーシェア比較｜1泊2日の使い方

タイムズで1泊2日の旅はいくら？
1泊2日で8800円プランの注意点
2泊3日になった場合の料金比較
比較旅行でわかる最適な車の選び方

タイムズで1泊2日の旅はいくら？

タイムズカーシェアを利用して1泊2日の旅行をする場合、料金は利用するパックプランと走行距離の組み合わせで決まります。1泊2日であれば、36時間パックや48時間パックの利用が現実的です。

ここでは、最も一般的なベーシッククラスで、36時間パック（料金：8,800円）を利用した場合の料金を、走行距離別にシミュレーションしてみます。

走行距離	パック料金	距離料金(20円/km)	合計金額
50km（近場の移動）	8,800円	1,000円	9,800円
200km（少し遠出）	8,800円	4,000円	12,800円
400km（長距離旅行）	8,800円	8,000円	16,800円

※料金は全て税込です。

このシミュレーションからわかるように、同じ1泊2日の利用でも、走行距離によって合計金額が大きく変わります。特に400kmのような長距離を移動する場合、距離料金がパック料金に迫る金額になり、総額はかなり高くなります。この価格帯になると、レンタカーの方が安くなる可能性が出てくるため、比較検討が必須です。

タイムズカーシェアの公式サイトには料金シミュレーション機能がありますので、予約前におおよその走行距離を入力して、総額を確認することをおすすめします。

1泊2日で8800円プランの注意点

タイムズカーシェアの「1泊2日 8800円」という料金は、多くの場合「36時間パック」を指します。このプランは、1泊2日の利用に時間的に丁度よく、料金も一見すると非常に魅力的に映ります。

しかし、前述の通り、このプランを利用する上で絶対に忘れてはならないのが距離料金の存在です。8,800円という金額は、あくまで車の時間貸しに対する料金であり、走行した分だけ追加の費用が発生します。

「8,800円ポッキリ」ではない！

このプランの実際の請求額は、「パック料金8,800円＋ (走行距離km × 20円)」となります。この計算式を念頭に置かずに、「8,800円で1泊2日乗り放題」と誤解してしまうと、後で思わぬ出費に繋がります。

特に、以下のような利用を計画している方は注意が必要です。

高速道路を使って遠方の観光地へ行く
複数の都市を周遊する旅行
山道など、距離が伸びやすいルートのドライブ

もし長距離の移動が確定している場合は、レンタカー会社のウェブサイトで同条件の見積もりを取得し、総額を比較することを強く推奨します。ガソリン代を含めても、レンタカーの方が安くなるケースは十分に考えられます。

格安レンタカー予約　スカイチケットレンタカー【超快適】カーシェア「EARTHCAR」

2泊3日になった場合の料金比較

旅行の期間が延びて2泊3日（最大72時間）の利用になると、カーシェアとレンタカーの料金的な有利・不利はより明確になります。結論として、多くの場合でレンタカーの方が経済的なメリットが大きくなる傾向があります。

カーシェアの場合 (タイムズの例)

タイムズカーシェアには72時間パックがあり、ベーシッククラスで14,300円です。もちろん、これに加えて利用開始からの全走行距離に対して距離料金（20円/km）が発生します。仮に600km走行した場合、距離料金だけで12,000円となり、合計で26,300円にもなります。

レンタカーの場合

レンタカーの2泊3日の料金は会社や時期によって変動しますが、コンパクトカークラスであれば15,000円～25,000円程度が相場です。これにガソリン代が追加されます。燃費20km/Lの車で600km走行し、ガソリン価格が170円/Lだとすると、ガソリン代は5,100円です。基本料金と合わせると、総額は約20,100円～30,100円となります。

このように比較すると、走行距離が長くなるほど、距離料金の負担がないレンタカーの方が有利になることが分かります。また、レンタカーは長期利用になるほど1日あたりの料金が割引されるプランが多く、コストパフォーマンスが高まります。

2泊3日以上の利用では、料金面だけでなく、一度借りれば自分の好きなタイミングで自由に乗れるというレンタカーの利便性も、カーシェアにはない大きなメリットと言えるでしょう

比較旅行でわかる最適な車の選び方

1泊2日の比較旅行を計画する際、料金だけでサービスを選ぶと、思わぬ不便さを感じることがあります。手軽さ、自由度、快適性など、何を重視するかによって最適な選択は変わります。

ここでは、料金以外の側面から、どのような場合にどちらのサービスが適しているかを解説します。

こんな旅行には「カーシェア」がおすすめ！

手軽さとスピード重視の旅：
スマホアプリ一つで予約から解錠、返却まで完結します。店舗での手続きが一切不要なため、時間を最大限有効活用したい方に向いています。
深夜・早朝に出発・帰着する旅：
24時間いつでも利用・返却が可能です。レンタカー店舗の営業時間を気にする必要がありません。
移動距離が短い都市観光：
主な移動は公共交通機関で、観光地での「ちょっと乗り」や、駅から少し離れたホテルへの移動など、短時間・短距離の利用シーンで真価を発揮します。

こんな旅行には「レンタカー」がおすすめ！

長距離ドライブや地方への旅：
走行距離を気にせず、自由にドライブを楽しめます。地方ではカーシェアのステーションが少ないため、レンタカーが現実的な選択肢となります。
大人数や荷物が多い旅：
ミニバンやSUVなど、用途に応じた豊富な車種から選べます。カーシェアはコンパクトカーが中心のため、選択肢が限られます。
乗り捨てを利用したい旅：
出発地の空港で借りて、目的地の駅で返却する、といった柔軟なプランが組めます。カーシェアは原則として借りたステーションへの返却が必要です。
車内の清潔さを重視する旅：
レンタカーは利用ごとに清掃・点検が行われるため、常に清潔な状態で利用できます。カーシェアは前の利用者のマナーに依存する場合があります。

あなたの旅行計画はどちらのタイプに近いですか？料金だけでなく、これらの利便性や快適性の違いも考慮して、後悔のない選択をしてくださいね。