SUPER EIGHTのメンバーとして、明るいキャラクターで多くの人に愛されている横山裕さん。しかし、その笑顔の裏には「苦労人」として語られる壮絶な過去がありました。この記事では、横山裕さんがなぜ苦労人と呼ばれるのか、その理由を深く掘り下げていきます。
横山さんのスーパーエイトの横山裕の学歴は？という基本的な情報から、ハーフと噂されるほどの端正なルックスの背景、そして彼がテレビ出演を休んでいたのはなぜですか？といった活動に関する疑問にも触れていきます。さらに、彼の人生に大きな影響を与えた家族との関係、特に義父現在との複雑なエピソードや、50歳の若さで亡くなった母親の死因、そして壮絶だったとされる母親の葬式の様子にも迫ります。
また、弟の勤さんを襲った突然の悲劇、弟はなぜ記憶喪失になったのですか？という問いの答え、そして弟は何をしているのですか？という現在の状況、弟が税理士になるまでの道のりや弟の大学進学を支えた兄としての想いなど、感動的な兄弟の絆を紐解いていきます。
この記事でわかること
- 横山裕さんの壮絶な生い立ちと苦労の背景
- 母親の死や弟の記憶喪失など家族に起きた出来事
- 弟たちの現在の職業や学歴、兄弟の深い絆
- 苦労を乗り越えた横山裕さんの家族への想い
横山裕が苦労人と言われる壮絶な生い立ち
- スーパーエイトの横山裕の学歴は？
- 番組出演を休んでいたのはなぜですか？
- 横山裕は本当にハーフなのか？
- 複雑な家庭環境と義父現在は？
- 母親の突然の死因と壮絶だった葬式
- 弟の勤を襲ったショッキングな悲劇
スーパーエイトの横山裕の学歴は？
横山裕さんの最終学歴は中学校卒業です。しかし、その後に関ジャニ∞（当時）のメンバーである大倉忠義さんと共にテレビ番組の企画で挑戦し、2014年11月に高等学校卒業程度認定試験（高卒認定）に見事合格しています。
中学卒業後すぐに進学しなかった背景には、彼の壮絶な生い立ちが関係しています。
幼い頃に両親が離婚し、決して裕福とは言えない家庭環境で育った横山さんは、家族の生活を支えるため、中学を卒業するとすぐに建設会社へ就職しました。ジャニーズ事務所での活動と両立しながら、日中は現場で働き、家計を助けていたのです。
一家の大黒柱としての覚悟
10代にして一家の大黒柱としての責任を背負い、自分のことよりも家族を優先する生活を送っていました。そのため、同年代の友人が高校生活を送る中、彼は働く道を選んだのです。この経験が、彼の「苦労人」としての一面を形成する大きな要因となりました。
後に高卒認定を取得したことは、多忙な芸能活動の中での彼の努力と、学びへの意欲を証明する出来事だと言えるでしょう。
番組出演を休んでいたのはなぜですか？
横山裕さんが日本テレビ系の人気番組「ヒルナンデス！」への出演を一時的に休んでいたのは、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ！」の撮影に専念するためでした。
2022年9月から約半年間、「大阪留学」という名目で番組出演を休止し、俳優業に集中していました。このドラマで横山さんは、福原遥さん演じるヒロイン・岩倉舞の兄である岩倉悠人役を熱演しました。
悠人は、投資家として成功するもインサイダー取引疑惑で挫折を味わうという、非常に難しい役どころでした。特に、自暴自棄になり雨に打たれるシーンでの鬼気迫る演技は、視聴者から大きな反響を呼び、彼の俳優としての評価をさらに高めるものとなりました。
俳優業に専念するための前向きな休止だったのですね！その後、2023年4月には「ヒルナンデス！」に復帰し、ファンを安心させました。また、同年には主演ドラマ「帰ってきたぞよ！コタローは１人暮らし」も放送されるなど、俳優としての活躍は続いています。
横山裕は本当にハーフなのか？
結論から言うと、横山裕さんはハーフではありません。ご両親ともに日本人で、彼自身も大阪府大阪市で生まれ育っています。
では、なぜこれほどまでにハーフ説が囁かれるのでしょうか。その理由は、彼の際立ったルックスにあります。
透き通るような色白の肌、スッと通った鼻筋、そして彫りの深い顔立ちは、日本人離れした印象を与え、デビュー当時から「ハーフみたい」と言われることが多かったのです。
ジャニーさんも認めた「ロシアの横山」
このエピソードを象徴するのが、故・ジャニー喜多川氏とのやり取りです。ジャニー氏は、横山さんの見た目から「YOUはロシアみたいだね」とよく話していたそうで、ファンの間では「ロシアの横山」という愛称で親しまれることもあります。
ちなみに、ジャニー氏が考えた芸名の候補には「横山ヘンリー」というものまであったそうです。最終的には「YOU」というジャニー氏の口癖から「裕」という名前が与えられましたが、彼のミステリアスな雰囲気は今も多くの人を魅了しています。
複雑な家庭環境と義父現在は？
横山裕さんの「苦労人」としての一面を語る上で、複雑な家庭環境は避けて通れません。彼が3歳の時に実の両親は離婚。その後、5歳の時に母親が再婚し、横山という姓の義理の父親ができました。
しかし、義父との関係は決して良好ではありませんでした。横山さんはテレビ番組で、幼い頃に義父を「お父さん」と呼べなかったことで叩かれた経験や、「本当のお父さんじゃないからや」と心の中で反発していたことを明かしています。血のつながった弟たちには優しい一方で、自分にだけ厳しく当たる義父との生活は、彼にとって大きなストレスだったことでしょう。
この義父とは、後に母親が癌を患ったことをきっかけに離婚しています。そのため、現在の義父との関係については、横山さん自身も「ずっと避けていて何年も会っていない」「まだ許せていない部分もある」と語っており、交流はないようです。
父親代わりとしての覚悟
義父との確執、そして母親の離婚という経験を経て、横山さんは「自分が弟たちを守らなければならない」という強い責任感を抱くようになります。この経験が、彼を精神的に大きく成長させ、一家の大黒柱としての自覚を促したのです。
母親の突然の死因と壮絶だった葬式
横山さんの人生において最も大きな悲劇の一つが、2010年5月に起きた母親の突然の死です。
母親の死因は、心臓の血管が詰まることで起きる虚血性心疾患でした。スーパーでの買い物中に突然倒れ、まだ50歳という若さで帰らぬ人となったのです。
当時、横山さんは関ジャニ∞（当時）のソロコンサートツアーで青森県に滞在していました。訃報を知らされたのは、なんと開演のわずか4時間前だったと言います。弟からの電話で事実を知らされ、計り知れないショックを受けながらも、彼はプロとしてステージに立つことを決意しました。
「ステージに立たないで家に帰るのはオカンもいやだと思う」
そう考えた横山さんは、悲しみを微塵も見せず、ファンに笑顔を届け続けました。葬式も、仕事の合間を縫って執り行われ、心身ともに極限状態であったことは想像に難くありません。
この母親との突然の別れは、横山さんだけでなく、彼の弟たちにも深い悲しみと、のちの試練をもたらすことになりました。
弟の勤を襲ったショッキングな悲劇
母親の急逝という悲しみは、さらなる悲劇を引き起こしました。母親の葬式から1週間ほど経った頃、横山さんの6歳下の弟である勤（つとむ）さんを、記憶喪失というショッキングな出来事が襲ったのです。
葬儀の場では涙を見せず、気丈に振る舞っていた勤さん。しかし、その心は計り知れないほどのショックを受けていました。
ある日、横山さんのもとに勤さんから電話が入ります。「兄ちゃん、病院の先生が意味わからん事言ってる。周りの人がオカン死んだって言ってる」。その時の勤さんは、母親が亡くなったという現実を受け止めきれず、その出来事を含む約2年間の記憶が抜け落ちてしまっていたのです。
これは、あまりに大きな精神的苦痛から心を守るための、一種の防衛本能だったのかもしれません。家族を襲ったこの二重の悲劇に、横山さんは兄として、そして一家の支柱として向き合うことを決意します。
苦労人横山裕を支える弟たちとの兄弟愛
- 弟はなぜ記憶喪失になったのですか？
- 弟は何をしているのですか？という疑問
- 弟が税理士になるまでの道のり
- 弟の大学進学を支えた兄の経済力
- まとめ：横山裕が苦労人である理由
弟はなぜ記憶喪失になったのですか？
前述の通り、弟の勤さんが記憶喪失になった直接的な原因は、最愛の母親の突然の死による極度の精神的ショックです。
まだ若かった勤さんにとって、母親の存在はあまりにも大きく、その死という現実を受け入れることができなかったのです。医学的には解離性健忘と呼ばれる症状に近いと考えられ、耐えがたい出来事や記憶を無意識のうちに切り離し、心を守ろうとする働きが起こったとされています。
兄の献身的な支えと記憶の回復
この事態に、横山さんは弟を一人にせず、大阪に呼び寄せて3人兄弟での共同生活を始めました。多忙な仕事の合間を縫っては、弟を旅行に連れて行ったり、一緒に買い物をしたりと、失われた記憶を無理に思い出させるのではなく、新しい楽しい思い出で心を満たしていくという方法で弟に寄り添い続けました。
その献身的な支えが実を結び、約2年の歳月を経て、勤さんは「母ちゃん、死んじゃったんやな」と涙を流し、ついに失われた記憶を取り戻したのです。このエピソードは、横山さんの深い家族愛を象徴するものとして、多くの人々に感動を与えています。
弟は何をしているのですか？という疑問
横山さんに支えられ、立派に成長した弟たちは現在、それぞれの道で活躍しています。
まず、記憶喪失という辛い経験を乗り越えた6歳下の次男・勤さんは、2016年頃に結婚し、自身の家庭を築いています。職業に関する具体的な公表はありませんが、兄の支えを胸に、社会人として堅実に歩んでいるようです。
そして、8歳下の三男・充（みつる）さんは、難関国家資格である税理士の試験に合格し、現在は税理士として活躍しています。2022年8月には、東京都港区に自身の「横山充税理士事務所」を開業しており、その手腕を信頼する兄・横山さんの資産管理も任されていると言われています。
兄弟それぞれが困難を乗り越え、自立して幸せな生活を送っていることは、兄である横山さんにとって何よりの喜びでしょうね。まさに兄弟愛の結晶と言えます。
弟が税理士になるまでの道のり
三男の充さんが税理士になるまでの道のりは、本人の並外れた努力と、兄である横山さんの力強いサポートによって築かれました。
充さんは税理士を目指すため、京都産業大学に進学。その後、さらに専門性を高めるべく法政大学の会計大学院へと進んでいます。この間、横山さんが学費や生活費を全面的に支援していたことは言うまでもありません。
充さん自身もその期待に応えるべく、大変な努力を重ねています。
努力家だった学生時代
学生時代の充さんは、毎日深夜0時過ぎまで勉強し、朝は6時前に起きて自分でお弁当を作るというストイックな生活を送っていたそうです。大学での勉強に加え、税理士の予備校にも通い、さらにガソリンスタンドでのアルバイトもこなすという多忙な日々でした。
その努力が実り、見事に税理士試験に合格。大手税理士法人での実務経験を経て、自身の事務所を開業するに至りました。横山さんはテレビ番組で、充さんの初任給で高いお寿司を奢ってもらった時のことを、とても嬉しそうに語っていたのが印象的です。
弟の大学進学を支えた兄の経済力
横山さんが弟たちの学費を全面的に支援できた背景には、彼がジャニーズJr.時代から一家の大黒柱として働き、経済的な基盤を築いてきたことがあります。
自身は中学卒業後、家庭を支えるために建設会社で働きました。ニッカポッカ姿で仕事現場に通いながら、ジャニーズのレッスンにも参加するという二重生活を送っていたのです。「自分がしっかりしないと弟たちの将来がむちゃくちゃになる」という強い覚悟が、彼を突き動かしていました。
関ジャニ∞としてデビューし、人気と収入が安定してくると、そのお金を真っ先に弟たちのために使いました。三男の充さんが大学、そして大学院へと進学する際にかかった学費は、総額で数百万から一千万円以上とも言われていますが、横山さんはその全てを負担したとされています。
「自分が売れたから、弟が税理士になれた」と語る横山さんの言葉には、苦労を乗り越えた者だけが持つ、家族への深い愛情と誇りが詰まっています。弟の成功は、まさに横山さんの努力の賜物でもあるのです。
まとめ：横山裕が苦労人である理由
この記事を通じて、SUPER EIGHTの横山裕さんが「苦労人」と呼ばれる理由が、その壮絶な生い立ちと深い家族愛にあることがお分かりいただけたかと思います。
- 幼少期に両親が離婚し複雑な家庭環境で育った
- 中学卒業後は家計を支えるため建設現場で働いた
- 義父との関係に悩み暴力を受けた経験もあった
- 母親が癌を患いその後50歳の若さで急逝した
- 母親の死因は虚血性心疾患だった
- ソロコンサート本番直前に母親の訃報を知らされた
- 母親の死のショックで6歳下の弟が記憶喪失になった
- 記憶を失った弟を約2年間献身的に支え続けた
- 弟たちが一人前になるまで経済的にも精神的にも支援した
- 8歳下の弟は努力の末に税理士として独立した
- 弟の大学と大学院の学費を全額負担した
- 自身は後に高卒認定試験に合格している
- 端正なルックスからハーフと間違われることが多い
- 俳優業に専念するためレギュラー番組を半年間休んだこともある
- 数々の苦労を乗り越えたからこそ生まれる深い家族の絆がある
彼の歩んできた道のりは決して平坦ではありませんでしたが、その一つ一つの経験が、現在の彼の人間的な魅力と、何事にも動じない強さを形作っているのです。
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